株主のみなさまには、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
ここに、株式会社日本創発グループ第10期(2024年1月1日~2024年12月31日)の事業概要につきましてご報告申し上げます。
当連結会計年度においては、雇用環境・所得の改善、インバウンド需要の増加などにより社会・経済が活性化し景気は緩やかな回復基調が続きました。一方、世界的な物価の上昇に加え円安による影響により建設資材や食品などの物価が上昇し消費抑制が懸念されています。また、世界的なインフレ率の高止まりによる金融引き締めが継続していることなど、為替動向や金融資本市場の変動など先行き不透明な状況が続きました。 当社企業グループの事業の環境につきましては、電気・ガスの燃料や、紙・インクなどを含めた原材料価格が未だ高水準で推移し、引き続き厳しい状況が続きました。一方、インバウンド需要やサービス関連消費が順調に回復し、企業の広告宣伝活動が順調に回復し販促ツール・サービスの需要が増加いたしました。当社企業グループは、お客様により付加価値の高いサービスを提供するため、事業環境の変化や事業戦略に基づき将来の成長分野に事業資産を機動的に集中させております。当社企業グループは、企画提案・製造・製作からメディアによる配信までをトータルでカバーできるユニークな企業体として、クリエイティブサービス事業の領域拡大に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は801億円(前年同期比7.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は28億71百万円(前年同期比14.5%増)となりました。
私たちは、今後も社会の変化に柔軟に対応し、「クリエイティブをサポートする企業集団」として、お客さまにとって必要不可欠な存在であり続けたいと考えています。そのためにも、クリエイティブサービス事業を中心としたビジネス展開を積極的に推進し、株主のみなさまのご期待に応えるべく一段と努力してまいります。
株主のみなさまに置かれましては、より一層のご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。
2025年3月
代表取締役社長 藤田一郎
開示データについて
平成26年12月期以前の開示データにつきましては、株式会社日本創発グループの設立に伴い上場廃止・完全子会社となった旧証券コード7861 東京リスマチック株式会社の財務データを開示しております。