INTERVIEW

代表インタビュー

日本創発グループ 代表取締役社長

藤田一郎

これからの事業戦略

- 2023年 -

BUSINESS STRATEGY

技術を駆使して、心を動かすクリエイティブを
提供するグループへ

ニューノーマル時代に、新たな価値を創造

2023年は、日本創発グループとなって9期となります。新型コロナウイルスの感染拡大防止策が定着し、社会は落ち着きを取り戻しつつあります。イベントの開催が再開されるなど新しい社会生活とともに、わたしたちが携わるクリエイティブサービス事業も、従来の活気を取り戻しつつあります。付加価値の高い印刷技術とデジタルやプロダクトとの連携を強化し、新しい価値をお客さまとともに創り出していきます。

㈱funboxのガチャガチャ(カプセルトイ)

またプロダクツ関連事業においては、withコロナ時代での新しい価値をご提案することができました。近年、人との接触に気を付けつつレジャーを楽しむ人が増加しています。当グループの株式会社funboxが提供するガチャガチャ(カプセルトイ)や、株式会社メディコス・エンタテイメントが販売するフィギュアもニューノーマル時代に沿った商品で、コロナ以前に戻るのではなく、新しい時代にあった価値を創造しています。

モノ作り+コト起こし⇒伝える

2022年1月には兵庫県西宮市の総合印刷会社株式会社小西印刷所を、2月には株式会社ワン・パブリッシングの出資比率を高め連結子会社とし、4月にはクリエイティブ制作を行う株式会社ダイアモンドヘッズ、モデルマネジメント・イベントの企画運営を行う株式会社バークインスタイルを連結子会社として迎えました。さらに、当社の連結子会社だった株式会社サカモトと株式会社あミューズを4月1日に合併し、社名を株式会社funboxに変更しております。
当企業グループの連結子会社は36社となり、これまで当グループの強みであった「ものづくり」をさらに加速させ、印刷・WEB・プロダクツと、多様なクリエイティブ製品・サービスをご提供することが可能になりました。またクリエイティブコンテンツの製造・制作だけでなく、イベントの企画、SNSをはじめとしたWEBプロモーション、紙・デジタルの出版物までメディアと組み合わせたトータルセールスプロモーションもご提案してまいります。
想いを込めたものづくり領域の強化はもちろんのこと、個性豊かな当企業グループ会社同士での連携をはかってまいります。モノを作るからコトを起こし想いを伝えるまでお手伝いすることができるユニークな日本創発グループの力をさらに強化し、クリエイティブサービス事業をセカンドステージへ進めてまいります。

㈱ダイアモンドヘッズ

㈱バークインスタイル

グループの専門性を活かした事業連携の強化を

高騰する水道光熱費や、原材料調達コスト上昇への対応はとても重要な課題の一つです。グループ各社で厳密なコントロールを行い、環境負荷の軽減にもつなげてまいります。

印刷事業よりもコスト面での影響が緩やかなITメディア+セールスプロモーション分野においては、東京都港区のXR制作空間「SHIBA studio」を、プロフェッショナルアーティストのプロモーションビデオ撮影や動画配信など幅広いクライアントさま用途でご活用いただいております。リアルイベントが増えつつある時期ではありますが、今後もデジタル配信に関わるITメディア分野は成長を続けると考えております。
また創発グループ独自のブランドスタジオの設立も予定しています。この日本創発型の「BRAND STUDIO 構想」とは、ブランディングコンテンツの制作だけでなく、グループ全体のソリューションを活用し、顧客に対してリアルとデジタルを合わせた施策を提供いたします。これにより、専門各社へ個別に依頼していたイベント運営、マーケティング、広告、ブランディング、プロダクツ制作をワンストップで提供することが可能となります。グループの専門性を高め、グループ内での連携を強化させることで、お客さまの事業を共に加速させるブランドスタジオを実現します。

SHIBA studio

SDGsへの取り組みも各社の個性を尊重

当社企業グループには、専門性の高い個性豊かな企業が参画しています。それぞれの企業がユニークな発想でアイデアを持ち寄り、SDGsに取り組むことで社会全体に新たな価値を提供できると信じています。SDGsは、子どもたちが未来を生きるためにも、現代で達成すべき課題です。 2030年に向けて特定の企業だけが達成すれば良いという考え方では解決できません。当社企業グループでは、「多様性の価値を創造する」「想いを込め、つくる責任を果たす」「公平で平等なダイバーシティの中で新しい価値を生む」をSDGsポリシーに掲げ、グループ全体、そしてお客さまと共に持続可能な社会を実現できるよう努めてまいります。

地球規模でのカーボンニュートラルの実現に向けて、当社企業グループでもSDGsの取り組みを強化しています。具体的には毎年のCO2排出量の定期計測と共有、環境負荷削減に貢献できる商材の開発や販売をグループ全体で推進しています。
東京リスマチック株式会社では、非塩ビ・省プラ・エコインクの環境に配慮したディスプレイ「ecopa (エコパ)」を2021年より販売しています。また販促商品の企画・製造・販売を行う株式会社リングストンでは、環境対策素材「 ECO ポリング」を開発し、廃棄されてしまうお茶殻や卵殻を活用した製品をご提供しています。他にも、企業のSDGs浸透支援ツール「 SDGs ゲーム」「 SDGs 本」を提供する株式会社プレシーズ、間伐材を利用したノベルティの企画・制作・販売を行う関連会社のFRONTIER JAPAN株式会社など、各社が持続可能な社会実現に向け、課題に取り組んでいます。

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