クロストーク後編

CROSS TALK PART.2

思いも寄らない化学反応が生まれる!
いま、グループ会社のコラボ提案がおもしろい。

日本創発グループは、約3,000人の社員を抱えるグループ会社です。
現在、グループ内の会社同士が情報を共有し、それぞれの強みを掛け合わせたソリューション営業が動き始めています。
座談会後編となる今回は、3名それぞれの仕事にかける想いや今後の展望についてお聞きしました。

入社時の仕事。そして現在の仕事。
予想もしなかった変化が楽しい!
(左から、大槻、川上、齋藤)
皆さん、多岐にわたる提案をされていますが、個々で少し入社当時のことを振り返っていただいてもいいでしょうか。入社した頃と比べて、現在のキャリアをどう感じていますか? 仕事にかける意欲や心持ちが変わったこと、自分で感じている変化などあれば教えてください。 川上 「入社時に想定していたのとはまったく違う道を歩んでいるというのが、率直な感想です。小学生の頃から出版社に興味があり、編集がやりたかったんですよ。就職留年までして、ようやく学研グループに入社したのですが、編集職で採用されたのに配属になったのは流通営業。結果的には、編集部に在籍したのは一年ほどでした。あとは営業に携わっています。
ただ、いざ営業をしてみると、社内外に人脈ができ、視野も広がり、良いこと尽くしだと感じています。クライアントへの提案内容も編集メンバーと一緒になって考えますし、編集営業の枠を超えた仕事ができているなと。途中、希望通りに行かないこともありましたが、自分的には納得のいくキャリアになっていると感じています」
大槻 「私は、入社してすぐ配属になったのが、『BOMB(ボム)』というアイドル雑誌でした。もともと教育的な出版社だと思って入ったので、いきなり想定外のスタートでしたね。 その後も、編集から営業に異動になったり、会社が独立したりと予期せぬいろいろな巡り合わせがあって、今がある。都度勉強させてもらっているので、自分で言うのも気恥ずかしいですが、変化に対応してきた分だけ確実に成長はできているかなと思っています」 齋藤 「私も、予想外のことばかりで今に至ります(笑)。入社の段階では、都内の実店舗にご来店されるお客様の対応をメイン業務としていたのですが、あるタイミングで営業サポートの役割を担うことになり、転職したのと同じくらい業務内容がガラリと変わりました。 まだ正式な部署にもなっていないようなチームだったので、仕事も自分で作らないといけない。Webなんてまったくやったことがなかったのに、ディレクションをいきなり任されたり……おかげで、どんな案件でも、知恵と人脈を駆使すればだいたい対応できることを学びました。大変なこともあるけれど、試行錯誤の末に最適な着地点を提案・実施できたときは、本当にやりがいを感じますね」 なるほど。思ったとおりの配属先や異動でなかったとしても、新しい環境にすぐに順応する逞しさと、楽しみながら仕事をしている様子が素晴らしいと思いました。
ここ数年で耳にするようになったSDGs
提案内容に変化はあった?
最近、ニュースなどでもSDGsというワードを耳にすることが増えてきたと感じますが、クライアントへの提案内容に変化が生じてきたことはありますか。 齋藤 「確かに、クライアントとの話の中にSDGsというワードがよく出てくるようになりましたね。リスマチックでも環境に配慮した印刷用紙・素材の取り扱いが増えてきているので、クライアントから求められたときにすぐ提案できるよう、種類や性質などを覚えておくように心がけています」
大槻 「私の場合は、こんなもの(SDGsのバッジ)をつけているくらいでして……『学研キッズネット』は官公庁などともお仕事をすることが多く、他の媒体に比べてSDGsに関する企画提案が多いと思います。企業からの相談でも、CSRとして訴求したい内容の中には確実にSDGsが入ってきます。 個人的に意識していることは……そうですね、たとえば製造業の場合、自社だけの問題ではなく、調達先から流通まですべてのプロセスにおいて持続可能な取り組みができているのかという責任が問わるようになってきています。メディアにも似たようなところがあって、ただお金を頂いているから広告を載せるのではなく、掲載する広告主がSDGsの観点で問題のない経済活動をしているかという点も今後はチェックしていかねばならないと思います」
活躍する先輩たちから就活生へ
激励メッセージ
皆さんのご活躍がわかる有意義なお話が伺えました。ありがとうございます。最後に、この記事を読んでくれている就活生に向けて、メッセージをお願いします。 齋藤 「これから仕事をしていく中で、いつか必ず壁を超えなくてはいけないときが来ると思います。そんなとき、乗り越えるパワーの源になるのは、学生時代に頑張ったこと。なんでもいいから何かひとつ全力で取り組んだり向き合ったりした経験があると、そのときの感覚を思い出して、そんなに辛くなく壁を超えられると思うんです。
あとは、これだけは負けない!という大好きなものがあると、結構ピンポイントでその知識が必要な仕事が出てきたりするんですよね。就職しなきゃと身構えなくてもいいから、学生時代だからこそ経験できることを全力で頑張ってほしいと思います」
大槻 「具体的なスキルはなくても構わないので、自分の限界を決めずに新しいことに対してチャレンジする意欲的な人が来てくれたらうれしいですね。あとは、会社としても世の中的にも変化が激しいのは今後も続くと思います。でもその変化こそ、自分を成長させてくれる。就活真っ最中、深刻に考えてしまうこともあると思いますが、ぜひ変化を楽しみながら取り組んでほしいなと思っています」 川上 「大槻さんが言ったように、本当に時代の変化が早いので、自分がやりたいことにこだわることも大事だけど、新しいことにもチャレンジしてみよう!という柔軟さがあると、より仕事が楽しくなると思います。
それから、今流行っているものや興味があることなどの情報をたくさん持ってきてほしい。私たちは、今の10代20代がどんなものに興味があり、何に夢中なのか、リサーチしても空気感まではつかみにくくなってしまったので(苦笑)。次にこんなものが来るとか、好奇心旺盛にさまざまな情報を収集し、共有してもらえると助かります!」 前後編にわけて座談会の様子をお伝えしてきました。この記事を通して、日本創発グループで働くおもしろさや先輩たちの仕事へのマインドなどが伝わっていたらうれしく思います。それでは、今回お話してくれた先輩たちのアドバイスを胸に、ぜひとも悔いのない学生生活を送ってください。選考会でお会いできることを楽しみにしています!

プロフィール

2002年学習研究社(現・学研プラス)に入社。来年で入社20年目。最初の10年間は編集職、残りの10年間はクライアント向けの広告営業およびソリューション営業に携わる。現在は、小中学生向けのポータルサイト『学研キッズネット』のプロデュースを担当。自社メディアでの広告掲載のみならず、クライアントのwebサイトや動画の制作、学校へ配布する教材制作などにも着手している。
2011年学研パブリッシング(現・学研プラス)に入社。2年間マーケティング部で書店流通に携わった後、ヘルスケアマガジンの編集を経て、広告営業セクションへと異動。現在は、メディアソリューション部で『FYTTE』や料理媒体を担当し、ソリューション営業やWEB・雑誌営業に携わっている。
2014年東京リスマチック入社。新宿センターで店舗の受注スタッフとして約2年間勤務した後、現在の業務の前身である営業サポートチームに異動。クライアントからの印刷物の依頼がメインではあるが、印刷系の相談対応にとどまらず、ここ数年は特に、グループ会社のソリューションを活かした幅広い提案と対応力で他社との差別化をはかっている。